リンパ療法学院監修 リンパマッサージ師として第二の人生を切り開く人へ
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一日の終わりに鏡を見ると、「顔がむくんでいる」「脚がパンパンでつらい」と感じることはありませんか。そんなときに手軽に取り入れられるセルフケアのひとつが、リンパマッサージです。ただ「なんとなくさすっているだけ」で終わってしまうと、思ったような変化を感じにくいこともあります。大切なのは、リンパの仕組みと流れる方向、そして正しいやり方を理解したうえでケアすることです。
この記事では、リンパの基本的な役割から、自宅でできるリンパマッサージの具体的な手順、顔・脚など部位別のやり方、悩み別ルーティン、注意しておきたいポイントまでをわかりやすく解説します。はじめての方でも今日から実践できる内容になっていますので、「自分でできるむくみケア」を身につけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
リンパとは、血液とは別に体の中をめぐっている「リンパ液」と、それを流す「リンパ管」「リンパ節」の総称です。リンパ液の中には老廃物や余分な水分、細菌やウイルスなどが含まれており、それをろ過してきれいにするフィルターのような役割を担っているのがリンパ節です。
リンパの大きな役割は、主に次の2つです。1つ目は、体内の老廃物や余分な水分を回収して排出する「排出・浄化機能」。2つ目は、細菌やウイルスから体を守る「免疫機能」です。
リンパは血液のように心臓のポンプで勢いよく流れているわけではなく、筋肉の動きや呼吸による圧力でゆっくりと流れています。流れる方向は「末端から心臓に向かって」が基本です。たとえば、足先のリンパはふくらはぎ→太もも→脚の付け根(鼠径部)へ、腕のリンパは手先→前腕→二の腕→わきの下へ、顔のリンパは耳の前後→首→鎖骨へと流れていきます。
この「リンパの通り道」と「流れる方向」を意識しながら、やさしくサポートしてあげるのがリンパマッサージです。
リンパマッサージは、滞りがちなリンパの流れをサポートすることで、次のような効果が期待できるとされています。
ただし、リンパマッサージは医療行為ではありません。病気を治したり、劇的なダイエット効果を保証するものではないことも理解しておきましょう。あくまで「日々のセルフケアとして、体をいたわる習慣」として取り入れるイメージで続けていくことが大切です。
リンパマッサージには、エステサロンなどのプロが行うものと、自宅で自分の手で行うセルフケアの2種類があります。
エステでのリンパマッサージは、リンパの走行や筋肉・骨格を熟知したプロが、力加減や手技を調整しながら施術してくれるのが特徴です。使用するオイルやマシンもプロ仕様で、全身をまんべんなくケアしてもらえるため、「徹底的にケアされたい」「特別なリラックスタイムを持ちたい」という方に向いています。
一方、自宅でのセルフリンパマッサージは、特別な道具がなくても始めやすく、気になったときにすぐケアできるのが大きなメリットです。短時間でも毎日続けやすいため、こまめなケアで「むくませない」「ため込まない」習慣づくりに向いています。
プロの施術のような大きな変化を一度で実感するのは難しいかもしれませんが、自宅ケアには「頻度を高く、コツコツ続けられる」という強みがあります。エステとセルフケア、それぞれの良さを理解して、ライフスタイルに合わせて取り入れていくことが理想的です。
リンパマッサージを始める前に、いくつか準備をしておくと、より心地よく効果的に行うことができます。
まず、体が冷え切っているとリンパや血液が流れにくいため、可能であれば「入浴後」や「シャワーで体を温めたあと」に行うのがおすすめです。室温も、寒すぎないように整えておきましょう。
次に、肌への摩擦を減らすために、マッサージオイルやクリーム、ボディローションを用意します。なにもつけずにこすると、肌への負担や乾燥の原因になるので避けましょう。香りのあるオイルを使うと、リラックス効果も高まりやすくなります。
服装は、腕・脚・お腹など、マッサージしたい部分が出しやすい格好にしておきます。締め付けの強い下着や靴下は、リンパの流れを妨げることがあるので、マッサージ中はゆるめておくと安心です。
リンパマッサージの一番のポイントは「強く押さないこと」です。リンパは皮膚のすぐ下を流れているため、グイグイ押し込むような強い力は必要ありません。目安としては「皮膚が少し動く程度」「痛気持ちいいより、気持ちいい〜やや弱めくらい」が理想です。
スピードは、呼吸に合わせてゆっくりと行います。呼吸を止めてしまうほど力んだり、早いスピードでさするのは避けましょう。同じ動きを数回ずつ、じっくり繰り返すイメージです。
回数は、1か所につき3〜5回程度が目安です。最初は少なめから試し、物足りなければ回数を増やしていきます。「たくさんやればやるほど良い」というものではないので、やりすぎには注意しましょう。
リンパマッサージは、「リンパ節が集まっている場所を先にゆるめてから、末端→中心へ流す」という順番が基本になります。1回の基本的な流れは、以下のようなイメージです。
上半身を中心にケアしたいときは「鎖骨→首→肩→わき」、下半身を中心にケアしたいときは「鼠径部→太もも→ふくらはぎ→足首・足裏」といったように、必ず入り口となるリンパ節からやわらかくほぐしてあげることがポイントです。
リンパマッサージの頻度は、毎日〜週に3回程度を目安に、無理のない範囲で取り入れていただくとよいです。1回あたり、全身しっかり行うと20〜30分ほどかかりますが、忙しい日は「今日は脚だけ5分」「今日は顔だけ3分」のように、部位を絞っても構いません。
タイミングとしておすすめなのは、血行が良くなっている「お風呂上がり」と、リラックスしやすい「就寝前」です。寝る前に行うと、心身がゆるんで眠りにつきやすくなる方も少なくありません。
長く続けるためには、「完璧にやろう」と思いすぎないことが大切です。毎日同じルーティンをこなすのが難しければ、「今日は顔だけ」「むくみが気になる部分だけ」など、柔軟にメニューを変えながら習慣化していきましょう。
まず、オイルやクリームを手のひらになじませ、顔と首全体に薄くのばします。
両手の指の腹で、あご先から耳の付け根に向かって、フェイスラインをなで上げます。これを3〜5回繰り返します。
口角の横からこめかみに向かって、頬を持ち上げるように優しくさすります。
小鼻の横からこめかみに向かって、ほお骨に沿うようになでます。
目のまわりは、薬指を使って「目の下は目頭→目尻」「まぶたは目尻→目頭」へ、円を描くようにやさしく一周させます。強く押しすぎないよう要注意です。
こめかみを、指の腹でくるくると小さな円を描くように数回ほぐします。
最後に、耳の前→耳の後ろ→首筋→鎖骨へと、なで下ろすように流して終わります。
朝のメイク前に行うと、顔のむくみがとれやすく、すっきりした印象につながりやすくなります。
肩〜デコルテ周りは、パソコンやスマホでこりやすい部分です。まずは鎖骨の下にオイルやクリームをなじませましょう。
鎖骨のくぼみの内側から外側に向かって、指の腹でやさしくさすります。これを左右それぞれ3〜5回行います。
片方の手で反対側の肩をつかみ、首の付け根あたりから肩先に向かって、つまむようにほぐします。ゴリゴリと強く押しすぎないようにします。
わきの下に手を入れ、胸の中心からわきの下へ向かって、デコルテを斜めにさすります。胸を押しつぶさないよう、やさしくなでるイメージで行いましょう。
最後に、耳の後ろ→首筋→鎖骨→わきの下へと流すようにさすり、リンパを「出口」まで送り出します。
肩まわりがほぐれると、呼吸が深くなりやすく、リラックスもしやすくなります。
デスクワークやスマホ操作で、腕や手は想像以上に疲れています。オイルやクリームを腕〜手にのばしてから行います。
手のひらと手の甲を、指の付け根から手首に向かって、親指で押し流すようになでます。
指1本1本を、根元から指先に向かってスーッと引き抜くようにさすります。
手首からひじに向かって、腕の内側・外側を交互になで上げます。
ひじの内側(くぼみ)を、指の腹でくるくると円を描くように数回ほぐします。
さらに、ひじから二の腕の付け根(わきの下)に向かってなで上げ、最後はわきの下→鎖骨へと流して終わります。
仕事の合間の1〜2分でも、手や腕をほぐすだけで、軽さを感じやすくなります。
お腹まわりは、冷えやすく、便秘がちの方にもおすすめの部位です。おへそを中心に、時計回りに行うのが基本です。
おへその周りにオイルやクリームをなじませ、手のひら全体でお腹を温めるように軽く押さえます。
おへそを中心に、時計回りに大きな円を描くように、手のひらでくるくるとさすります。これを10周ほど繰り返します。
下腹部を、恥骨の上からおへそに向かって、下から上へゆっくりなで上げます。
ウエストラインは、脇腹からおへそに向かって、外側→内側へ絞るようになでます。
最後に、お腹全体を下から上へ持ち上げるようにさすり、そのまま鼠径部(脚の付け根)に向かって流します。
食後すぐは避け、食後1〜2時間以上あけてから行うようにしましょう。
脚のむくみが気になる方に特におすすめの部位です。座った姿勢で行うとやりやすいです。
足首からふくらはぎに向かって、両手で脚を包み込むようにしながら、下から上へさすり上げます。これを3〜5回繰り返します。
ふくらはぎの内側・外側・背面を、それぞれ手のひらや指の腹でつかむようにほぐします。痛みが出ない範囲で行いましょう。
ひざ裏(膝窩リンパ節)を、指の腹でやさしく押しながら、数秒キープして離す動きを数回繰り返します。
太ももも同様に、ひざ上から脚の付け根に向かって、下から上へさすり上げます。
最後に、太もも全体の外側・内側を包み込むようにしながら、脚の付け根(鼠径部)へ向かって流し、鼠径部をやさしくさすって終わります。
立ち仕事や長時間の歩行で疲れたときに、特に効果を感じやすい部分です。
足首まわりにオイルやクリームをなじませ、くるぶしを指の腹でくるくると円を描くようにほぐします。
足の甲は、指の付け根から足首に向かって、骨の間をなぞるように指を滑らせます。
足裏は、かかとからつま先に向かって、親指を使って押しもみしながらほぐします。特に土踏まずあたりは、痛気持ちいい程度の強さで行いましょう。
最後に、足首→ふくらはぎ→ひざ裏へと、下から上に向かってさすり上げ、ふくらはぎ全体のリンパをひざ裏へ流して終わります。
朝起きたときに顔がパンパンにむくんでいる、フェイスラインがぼやけてきた…そんなときは、短時間でできる顔〜首まわりのルーティンがおすすめです。
これだけでも3〜5分程度で終わります。毎朝のスキンケアのついでに取り入れると、習慣にしやすくなります。
夕方になると脚がパンパン、冷えてだるい、そんなときは入浴後の脚集中ルーティンがぴったりです。
片脚2〜3分ずつでも、続けることで「翌朝の脚の軽さ」が変わりやすくなります。
デスクワークの合間にできる、首〜肩の簡単ルーティンです。服の上からでもOKですが、可能であればデコルテに少量のクリームを使うと滑りがよくなります。
長時間の作業前に数分、合間に数分取り入れることで、こり固まる前にケアしやすくなります。
ダイエットやボディラインの引き締めを目的にする場合は、「お腹+脚」を中心とした全身ルーティンがおすすめです。
リンパマッサージだけで体重が大きく減るわけではありませんが、むくみ対策やボディラインの見え方を整えるサポートとして取り入れると良いでしょう。食事や運動と組み合わせることで、より変化を実感しやすくなります。
リンパマッサージは基本的にはやさしいケアですが、次のような場合は控えるか、医師に相談したうえで行うようにしてください。
少しでも不安がある場合は、自己判断で行うのではなく、事前に医師や専門家に相談することをおすすめします。
「効かせたい」という思いから、つい力を入れすぎてしまう方も多いですが、強い圧をかけることは逆効果になる場合があります。強く押しすぎると、
といったデメリットが考えられます。
また、長時間やりすぎることも、体にとっては負担です。1か所を集中的に20〜30分も行う必要はなく、全身でも20〜30分程度を目安に、心地よい範囲で行うように心がけましょう。
リンパマッサージは、本来「気持ちいい」「リラックスできる」と感じられる強さで行うものです。もしマッサージ中やマッサージ後に、次のようなサインがあれば、一度中止して様子を見ましょう。
これらの症状が続く場合や心配な場合は、早めに医療機関に相談してください。「少しでもおかしいな」と感じたら、無理に続けないことが大切です。

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