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筋膜リリースとマッサージとの違い

筋膜リリースとマッサージとの違い

筋膜リリースとマッサージは何か違いはあるのでしょうか?筋肉リリース、マッサージどちらも全身のコリや痛みなどにアプローチするのですが、考え方が異なる部分もあります。体の不調に対し、マッサージもしくは筋膜リリースどちらが良いか考えている方は、ぜひともチェックしてみてください。

筋膜リリースとは?

筋膜リリースとは筋膜をほぐす施術です。筋膜とは筋肉を包む膜のことで、5種類あります。筋肉や内臓の膜とつながり、全身に張りめぐらされているため、「第二の骨格」とも呼ばれる組織です。筋膜は筋肉がすり減るのを予防し、体がスムーズに動くためのサポートをします。

日常生活で悪い姿勢を続けたり、仕事や作業で同じ動きを長く続けていたりすると、体の一部分に負担が集中し、筋肉が固まります。結果、筋膜から柔軟性が消えると、筋膜のこわばりやよじれが起きてしまうのです。

最初は一部分の筋膜の上下にある筋肉の動きが悪化し、やがて全身に問題が広がります。全身の筋肉に問題が生じると体が思うように動きません。体を動かすとケガをしやすくなるため、日常生活にも支障をきたします。ゆえに、筋膜は「体の動き」に関して重要な役割を担っているのです。

筋膜リリースとマッサージの違い

筋膜をほぐすと聞くと、マッサージと同じ感覚として捉えがちですが、異なる部分もあります。マッサージは一般的に、肩や腰を押す、なでる、揉むという手技を通じて、痛みやコリにアプローチする施術です。

一方の筋膜リリースは、筋膜のよじれやねじれを多方向に解きほぐします。筋肉や筋膜の自由度を健康的な状態にしてスムーズに動くことを目指すのが目的です。

マッサージは筋肉に対し、点によるアプローチを行いますが、筋膜リリースは面と捉えるところにも違いがあります。

筋膜の種類と筋膜リリースの効果

筋膜は5種類で構成されています。「浅筋膜(せんきんまく)」「深筋膜(しんきんまく)腱膜筋(けんまくきん)」「筋外膜(きんがいまく)」「筋周膜(きんしゅうまく)」「筋内膜(きんないまく)」です。

皮下組織にあるのが浅筋膜、深筋膜は全身の筋肉をつなぎ、筋外膜は各筋肉を包んでいます。筋周膜に関しては筋束を、筋内膜は筋繊維を1本ずつ包んでいる構成です。

筋膜はコラーゲン繊維とエラスチン繊維で構成されており、筋肉リリースを行うことで、よじれたりねじれたりしている筋膜をほぐして元に戻すことが期待できるのです。

筋膜が戻れば、筋肉や筋内膜の柔軟性や弾力性にアプローチでき、スムーズに体を動かせるようになると考えられています。コリの軽減をはじめ、コリにくい体づくりが期待できるのも嬉しいポイントです。

道具を使った筋膜リリースのアプローチ

筋膜リリースは、鍼灸整骨院や整体、カイロプラティックやエステサロンなどでも受けられますが、道具があれば自宅で気軽に行えます。筋膜リリースができる道具が「マッサージガン」と「フォームローラー」です。この2つを健康維持のお助けアイテムとして取り入れてみてください。

マッサージガンを使う

マッサージガンは整体師が施術にも取り入れているマッサージ機器です。振動する先端のヘッドアタッチメントを、コリが生じている箇所に押し当てて使います。

首、肩、背中、太ももやふくらはぎまで使用でき、使い方も容易です。ほぐしたい部位に合った形状をしたアタッチメントが備わっているものもあります。振動で筋肉や筋膜をほぐし、心身のリフレッシュが期待できる器具の一つです。

マッサージガンと一口に言っても、重さや大きさなどさまざまなものが販売されています。使用中に腕が疲れるタイプだと継続して使用できないため、自分に適した大きさや重さの物を選びましょう。

コードレスタイプの場合は、バッテリーの持ちもチェックすべきです。大容量なら充電の手間も省けますし長時間ケアができます。体に害を及ぼす可能性がある製品のうち、国が決めた基準に適合する旨を示す「PSCマーク」が付いていることも確認しましょう。

フォームローラーを使う

フォームローラーも、筋膜リリースやコリなどにアプローチする機器です。使い方は気になる部位に乗せて転がすだけでOK。全身をバランスよくケアしたいなら、長さ30センチ程度のものが使いやすく、持ち運びにも苦労しません。

筋膜リリースに限定せずエクササイズアイテムとして利用したいなら、上半身もカバーできるような60センチ以上のタイプも選択肢に入れましょう。

形状も多種多様ですが、オーソドックスな形は円柱タイプです。細かな調整を求めるなら細い形状のスティックタイプ、足の裏のように、特定部位を重点的にケアしたいときにはボールタイプが適しています。

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