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リンパに現れやすいゴリゴリの正体とは?

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リンパマッサージ中に現れるゴリゴリの正体は?

リンパマッサージを受けたり施したりしているとき身体の一部分にゴリゴリしている箇所があった、そのような体験をした方は多いと思います。よく、「ゴリゴリしているものの正体は老廃物が溜まったもの」という人もいますが、実はゴリゴリの原因は筋繊維の固まりなのです。

ゴリゴリ=筋繊維の固まり

筋線維には「アクチン線維」と「ミオチン線維」と呼ばれる2種類があります。この筋繊維同士ですが、普段は離れて機能しています。ところが長時間同じ姿勢を続けたり、重い荷物などをもったりして筋肉が疲れてくると、筋繊維同士が連結して固まってしまいます。この固まってしまった筋繊維がゴリゴリの正体なのです。

なぜゴリゴリは老廃物のかたまりと言われるようになったの?

ゴリゴリは疲れた筋繊維が連結して固まってしまうことと説明しました。なぜ「老廃物の固まり」という言い方をされているのでしょうか。老廃物というのは、身体のなかで不要になり、排出されるべきものです。人間の身体は常に代謝を繰り返しているので、老廃物を排出して、新しい細胞などをつくる必要があります。ただ、この老廃物がうまく排出されないと、身体の機能が低下してしまうこともあります。それは筋肉にも及んで、筋肉が疲れてしまいゴリゴリが発生することにつながるとも考えられます。ですから、「老廃物の固まり」という言い方も間違っているわけではありません。疲れがたまるということは、老廃物がたまるともいえるのです。

ゴリゴリを放置するとどうなるの?

ゴリゴリの原因がわかったところで、それを放置しておくと、どうなってしまうのでしょうか。ゴリゴリがあるということは、血液の流れも悪くなっているということです。そうなれば、身体中の細胞に酸素や栄養分が行き渡らなくなって、手足の冷えなどを引き起こす可能性があります。

また、リンパ液の循環もスムーズにいかなくなることも考えられ、人間が本来持っている自然治癒力も低下する恐れがあります。そうなれば、風邪を引きやすくなったり、さまざまな疾患に対しても抵抗力が落ちてしまうことになりかねません。

ゴリゴリを放置することは、健康に深刻なダメージを及ぼす可能性があるのです。

ゴリゴリができやすい場所

リンパ節付近にゴリゴリはできやすい

ゴリゴリを解消するためにはどうしたら良いのでしょうか。おすすめの方法はリンパの流れを良くすることです。リンパの流れが改善されれば、老廃物も排出されやすくなります。

またゴリゴリはリンパ節の近くにできやすいので、そこを優しくマッサージしてゴリゴリができにくい状態にしましょう。

リンパと言っても身体には多くのリンパ節があります。特にリンパが集まりやすく、ゴリゴリができやすい箇所をご紹介しておきましょう。

鎖骨

鎖骨リンパ節といわれる場所です。この部分ではリンパ液に運ばれた老廃物が静脈に流れ込む場所ですから、まずは、この場所を入念にマッサージしてください。

脇の下

脇の下にもリンパが多く集まります。リンパは手から腕の根元に向かって流れていますので、手から脇の方に向かってさすりましょう。

足の付け根

この部分には下半身のリンパが集まる鼠径リンパ節があります。ここにゴリゴリができると、下半身全体がむくむなどの症状が出ます。骨盤のくぼみに沿って、優しくマッサージしてください。

ひざ裏

膝窩(しっか)リンパと呼ばれる場所です。足の付け根と同様に下半身のむくみにかかわっています。ふくらはぎからもも裏へ向かって、優しく流すようにマッサージします。

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