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気圧と体調の変化

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なんとなく体調が優れない原因は気圧のせい?

天気が悪い日って、なんとなく体調も優れないなと感じることってありますよね。この現象の原因はもしかしたら気圧の変化によるものかも知れません。そもそも気圧とは、空気の重さの圧力のことを指します。地球は大気があり、重力によってまとまっています。空気の重さなので、高い山に登ると上に存在する空気が少なくなるので気圧は下がります。逆に海抜0メートルだと気圧は高いことになります。人間の体に圧力をかけているのが気圧ですが、人間の体も同じ力で押し返しています。気圧がいきなり低くなると押し返す力が強く、体が全体的に膨張することになり、浮腫みが生まれます。高い山にいきなり登った時に発症する高山病はこのために起こります。

そして、いきなり気圧が変化すると人間の体の自律神経が上手く機能しなくなり、体調が崩れます。自律神経の1つである副交感神経は身体を整え、落ち着ける作用がありますが、気圧の低下により副交感神経と交感神経のバランスが崩れ、体が重い、体調が優れないといったことが起きてしまいます。最近ではこういった気圧の変化による体調不良を予測するためのアプリなども出ているので、使ってみるのも良いでしょう。

気圧とリンパ・血流の関係

気圧の急激な変化によって体調が崩れてしまうのはリンパや血流にも影響があります。通常の気圧で体内を循環していた血液・リンパ液は、気圧の変化により体内の圧力にも変化が生まれることで、流れが滞るといったことが起きます。特に、リンパ液の方が流れが滞ってしまいがちです。というのも、血液はポンプの役割をする心臓があるので、気圧が多少変化してもしっかりと体内に血液を送り込んでくれますが、リンパ液はポンプの役割をする臓器がなく、筋肉の収縮活動によって流れが生まれている状態なので、気圧の変化によって圧力が減るとリンパを流す力も減ることになるのです。体も浮腫みやすくなるので、余計にリンパも体の末端の方に留まってしまうという悪循環が起きます。リンパの流れが滞っていることがあなたの体調不良の原因かもしれません。

リンパの役割

リンパはそもそもどういう役割を担っているのでしょうか。リンパは身体を血液のように巡っている液体です。体中の老廃物を運び、体外に排出するという機能があります。リンパの流れが滞ると老廃物が流れないため、体に悪いものをため込んでいる状態となり、体には良くありません。また、リンパには体外から侵入したウイルスと戦うための細胞が含まれており、流れが滞ってしまうと体の免疫が機能しづらい状況となります。リンパの流れが滞った状況が続くと風邪を引きやすい、病気にかかりやすい状況となってしまうので注意が必要です。

リンパマッサージで体調不良を改善

滞ったリンパはリンパマッサージで改善しましょう。リンパは血液よりも粘性が高いので、ゆっくりと行うのが大事です。体の末端から心臓部に向けて一方向にのみ行うのが基本で、体を温めたり、運動を行った後などに行うと効果的です。リンパの流れが改善すると、体調不良を未然に防ぐことができます。

リンパマッサージの注意点

リンパマッサージは体調が優れない時は控えましょう。ケガをしている時などもできるだけ行わない方が良いでしょう。軽いストレッチや入浴などで体をリラックスさせるだけでもリンパを流す効果が期待できます。

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